不動産用語「く」

不動産売買でよく使う用語「く」

杭基礎/くいきそ

鉄筋コンクリート造のマンションなどの重量のある建物や、軟弱地盤の場所で、通常の基礎底盤の下から固い支持層まで杭(パイル)を打ち込み、その上に建物の土台を築き支える手法のこと。

区分所有権/くぶんしょゆうけん

一棟の建物に構造上区分された数個の部分が独立していて、住居や店舗、事務所等の用途にすることができる場合に、各部分を所有する権利のことを区分所有権といいます。各部分は「専有部分」と呼ばれ、共用部分と区別されます。

クーリングオフ

宅地建物の買受け申し込みや売買契約を締結した後、一定期間内に無条件で申し込みの撤回または契約の解除ができる制度を「クーリング・オフ」といいます。但し、クーリング・オフが適用されるのは、次の2つの条件を満たしている場合に限ります。 1.業者が売主となる宅地建物の売買契約で取引相手が業者以外の者であること。 2.通常の取引場所(事務所など)以外の場所で申し込みや契約が行われた場合。 なお、クーリング・オフできなくなるのは、次のような場合となります。業者が申込者等にクーリング・オフできる旨を書面告知してから8日経ったとき、または買主が物件の引渡しを受けて代金の全額を支払ったとき。

繰越控除/くりこしこうじょ

所得税の課税に当たって、不動産の譲渡によって生じた損失(譲渡損失)について、損失発生以降の複数年にわたって所得控除できる制度をいう。所得金額の計算は各年ごとに独立で行なうという原則の例外である。 具体的には、所有期間が5年を超える居住用財産の譲渡損失について、次の2つの場合に、当該年度における損益通算後の損失額を翌年以降3年間、所得から控除することができることとされている。 1. 居住用財産の買い換えのときに発生した損失であって、売却相手先が親族等ではないこと、買い換え資産に係る住宅ローン残高があることなど、一定の要件を満たす場合 2. 居住用財産を譲渡するときに発生した損失であって、譲渡資産に係る住宅ローン残高があることなど一定の要件を満たす場合(当該資産に係る住宅ローン残高から譲渡金額を控除した額を限度とする) なお、この措置については、適用期限が定められているので注意が必要である。 情報提供(株)不動産流通研究所「R.E.words

グルニエ

グルニエとは、屋根裏部屋のことです。 ロフトと似ていますが、ロフトが天井高を高くして部屋の一部を2層式にした上部スペースのことをさすのに対し、グルニエは屋根裏を利用した収納スペースのことをさします。 建築基準法では、小屋裏物置等という扱いになります。