不動産用語「そ」

不動産売買でよく使う用語「そ」

造成宅地防災区域/ぞうせいたくちぼうさいくいき

造成宅地防災区域とは、造成された宅地などの安全性を確保するために、宅地造成の耐震基準に照らし危険と判断した地域を都道府県知事等が指定し、改良工事の勧告や改善命令を出すことができる区域。 その指定要件、手続きなどは、宅地造成等規制法で定められており、「宅地造成工事規制区域」(災害を防ぐのに必要な措置を講じた一定基準以上の宅地造成工事を義務付ける地域)以外で指定されることになっている。

相続税/そうぞくぜい

相続や遺贈(遺言によって財産を贈与すること)で取得した財産にかかる税金を「相続税」といいます。 但し、正味の遺産額が基礎控除額(3,000万円+法定相続人の数×600万円)を超えたものが課税の対象となります。 税率は、10%から55%の超過累進税率が適用されます。 不動産の相続のページも参照ください。

相続時精算課税制度/そうぞくじせいさんかぜいせいど

相続時精算課税制度とは、60歳以上の親や祖父母から20歳以上の子が現金や不動産等の贈与を受ける場合に、通算で2500万円までの贈与については税金(贈与税)が非課税となり、それを超える部分に対しては一律20%の税金(贈与税)がかかるという制度。 将来、相続が発生した時点で、相続財産に贈与額を合算して相続税額を計算し、既に支払った贈与税相当額が多い場合、その分は相続税額から控除される。 親や祖父母からの贈与を受ける場合は、当制度と「暦年課税」のどちらかを選択する。なお、親や祖父母から住宅取得等のための資金贈与を受ける場合は、一定額が非課税となる「住宅等取得資金控除の特例」もある。

底地/そこち

借地権のついた宅地の所有権のことを「底地」といいます。借地権のついた土地の所有権は、借地人に帰属する借地権、地主に帰属する底地権によって構成されます。